柚子(レモン)胡椒を作ってみたり
- 鉄太 渡辺
- Aug 1, 2021
- 3 min read
2021年8月1日
今日から8月。メルボルンの冬も山を越して、少し寒さが和らいだ感じです。昨日は暖かで、日永庭仕事。こんな句が浮かびました。
陽だまりで みかんを食べる 小春かな
鉄沈
まるでどこかのご隠居の句みたいですが、ロックダウンが終わっても、まだ規制があれこれ残っていて、自宅にいるしかないような日々が続いているから、こうなっちゃうのも仕方ないですな。

昨日はフェンスに這わしてある蔓の剪定をして庭師になったような気になったり、畑の雑草を抜いたり、夕方には腰が痛くなりました。レモンの木にはたわわに実がなっていて、数えたら200個くらいありました。こんなにどうしようかなと思っていたら、隣のマイケルが塀越しに、大きくて真っ赤な唐辛子をたくさんくれたので、柚子胡椒ならぬ、レモン胡椒を作ってみました。

日本にいたら作らないのだろうけど、メルボルンで日本製の柚子胡椒を買ったら目の玉が飛び出るほど高いので、柚子胡椒は自分で作っている人がたくさんいます。しばらく前だけど、近所のAさん夫婦の家で寄せ鍋を食べに呼ばれたときにも自家製が出てきたけど、目の玉が飛び出るほど辛かったです。僕はあまり辛いのは苦手なので、うちの奴はマイルドに作りました。作った柚子胡椒は、隣のマイケルにお裾分けしましょうかね。彼らはイタリア系住民なので、ピザに塗ったり、パスタにでも入れたら好きかも。

夕方、近所のバーズランド公園へ散歩に。土曜日なので歩いている人がたくさんいました。他人の家を訪問するのは現在禁止されているので、友達と公園で落ち合って、一緒に散歩するなんてのが流行っています。公園と言っても、ほぼ自然のままの森林なので、オーストラリアの原生種の樹木がうわっています。そろそろワトルの花が咲いていましたが、これはオーストラリアの国花です。可憐な黄色の花が、パーっと咲いている様子は、冬の沈みがちな心をパッと浮きだたせてくれます。桜のようにぱっと咲いてぱっと散るんじゃなくて、ワトルはかなり長い間咲いています。僕は8月はワトルの花粉症に悩まされるのだけど、今年はマスクをして外出するから、比較的大丈夫かも。

夜はテレビで、オリンピックの日本対ニュージーランドの男子サッカーを観戦。両方とも頑張った割には点が入らず、ペナルティーゴールで日本が勝ったのはいささかNZがかわいそうだったな。でもやっぱ日本が勝つと嬉しい。オーストラリア生まれの息子は、僕なんかよりもさらにずっと日本贔屓ですが、移民二世はそういうものらしい。日本ほどじゃないけど、オーストラリアも快進撃で、メダルの嵐。オーストラリアのユニフォームは、黄色と緑だけど、これはワトルの花の黄色と緑なのです。
でも、東京は本当に大変だ。住民の皆さん、医療従事者の方々はオリンピックどころじゃないんでしょうけど。これからお盆休みに入ると、いよいよ心配です。パラリンピックの選手だってもう日本入りしている選手もたくさんいるのだろうけど、どうか無事に終わって欲しいと願うばかり。
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